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tubaki's logbook

トリビアより役に立ちません

無理なることかな

世に棲む日日の影響で続けて幕末シリーズ。最後の将軍。

最後の将軍 (文春文庫)

最後の将軍 (文春文庫)

15代将軍慶喜って坂本竜馬西郷隆盛といって志士派側からはあまり見えづらく、かといって新撰組といった佐幕側からも殿上人なのでよく見えないというポジションのせいで正直あまりよく知りませんでした。改めて読んで見るとなんと将軍だったのって1年くらいしかないんですね・・・。とはいえ、彼は政治家として将軍になる前から、そして将軍でなくなった後もずっと行動をしてきてたんですよ。その政治家としての行動の凄さが、小説を読んで初めて理解出来た。そして、その凄さ故に翻弄され散っていく部下達の悲哀とか。政治のために捨てられる部下達を思うと慶喜の政治はまさに貴族の政治ですな。もっともあくまで主人公は慶喜なので部下達の描写はさらりと書かれるだけなんですけどね。今度はそちら側からの視点の小説を読んでみたいな。あるのかしらん?